前回の記事では裁判の審判書を手に入れる為の準備編についてお伝えしました。
今回は実際に裁判所に行った際のお話です。
いざ、裁判所へ
裁判所なんてこれまでに足を踏み入れたことがなく楽しさ半分、緊張半分でした。
事前に電話でお知らせ頂いていた窓口へ出向き、名乗ると話が通じているようですぐに書類の入ったファイルを持った担当者が来てくれました。
担当の方は持参した謄本の内容と書類の内容・そして身分証を照らし合わせ、私はその間「こちらにお名前書いていてくださいね〜」と渡された受領書に署名・押印をしていました。(謄本はコピーしていたものの、身分証はそのまま返却されました。)
そして収入印紙と引き換えに審判書を手に入れました。
所要時間5分程度でした。事前に電話をしていた為、裁判所で待たされることなくスムーズに取り寄せが可能になったと思います。(実際に裁判所で何時間も待たされた、という方の話も聞きました)
拝読
窓口のすぐそばにソファーがあり、そこで資料を読んでみることに。
「裁判の記録か・・・。昔の書類だし難しく書いてあって何書いてあるのか分からなさそう。」と古文書レベルのものを想像していましたが、全くそんなことはなく(平成に入ってからの文章ですしね)、そこには私が知りたいと思っていたことが充分過ぎるくらい記載されていました。
・実の母親の名前
・実の母親の誕生日
・実の母親の当時の住所・本籍
・実の母が私を妊娠してしまった理由
・私の実の父親のこと(名前等の記載は有りませんでした)
・どういう経緯で育ての親のところへ託されたのか
全て審判書に記載されておりました。
ここに書かれていることは自分の話であるはずなのに、どこか他人事。そんな気分で審判書を読んでいました。
手に入れるまでは「読んだらまた泣いちゃうかも」と思ったけど、全然そんなことはなく意外と普通だったのが自分でも驚きです。
家庭裁判所に行ってみたいけど、実際どこの家庭裁判所で行われたのか分からない、という方はこちらの記事もどうぞ。
自身の特別養子になるための裁判がどこで行われたのかを調べる方法です。