真実告知を受けた時に知りたかったことVol.1〜実際どのくらいの人が養子という境遇なのか〜

実際どのくらいの人が養子という境遇なのか

このシリーズをはじめるに当たった経緯

新連載として「真実告知を受けた時に私が知りたかったこと」を書き留めていこうと思います。

実際に養子だと真実告知を受けた方には同じ気持ちを共有して欲しい、そしてこれから真実告知を控えている親御さんには、このような知識を事前に把握しておけばより一層お子様のお気持ちに寄り添えるかと思うので参考にして頂ければ幸いです。

尚、現在真実告知は早いうちからするのがベターとされており、小さなお子様には多少難しい内容もあるかと思いますが表現を変えたり、時期を変えたりして伝えてもらえれば幸いです。

実際どのくらいの人が養子なのか?

私が両親から真実告知を受け、まず思ったのは同じ境遇の人が日本に何人くらいいるのか?ということでした。

この考えは周りと足並みを揃え、少数派に属することをあまり快く思わない日本人独自の視点かな?と思っています。

当時「養子・人数」と検索しても私が望んでいた情報

・年間どのくらいの人が養子になっているのか
・日本の何%くらいの人が養子でいるのか?

はググってもヒットしませんでした。

日本にどのくらいの養子の人がいるのか、そのデータや推移など整理されたものがあればとても便利だと感じていました。

特別養子縁組の成立件数について
厚生労働省HP 特別養子縁組について
普通養子縁組・特別養子縁組の違い、成立件数・参照条文などがご覧頂けます

お子さんを持つ親御さんへ

上記にリンクで貼った資料は厚生労働省が日本全国でまとめた特別養子縁組の成立件数となっています。

しかしながら、規模が大きすぎる(日本全国)、情報が少し古い、と言ったような点が親近感が沸かないマイナスポイントなので、お子さんを授かった児童相談所・団体に問い合わせし、直近の成立件数を問い合わせして見て下さい。

詳細なデータは必要ありません。

「私たちはこの団体(児童相談所)からあなたを迎え入れた。あなた以外にもこのくらいの人数があなたと同じく養子として幸せに暮らしている」と伝えてあげて下さい。

恐らく各児童相談所・各団体とも年間の養子縁組の成立件数の数は多くないと思います。

「日本全体の養子の人数がこれで、あなたはこの中の1人なの」と大きなブロックで伝えるより、因数分解し「日本の中にはこれだけの児童相談所・団体があって、その中からあなたを迎え入れた。その児童相談所・団体では年間このくらいの人が養子として迎え入れられてるの」と伝えてあげたら安心すると思います。

民間の団体の中には養子の子が集まるイベントなどを開催している団体もあります。

そういう情報もぜひ伝えてあげてください。

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