真実告知を受けた時に知りたかったことVol.2〜養子の人たちは今何をして暮らしているのか〜

養子の人たちは今何をして暮らしているのか

とにかく「私は大丈夫だ」と安心したかった

私が養子だと真実告知を受け、まず最初に調べたことは

養子の人はどのくらいいるのか?ということでした。そして次に思い浮かんだ疑問点は

日本にいる養子の人たち(成人した方達)は今何をして暮らしているのか」ということです。

 

今冷静になって考えて見ると「何をして暮らしているか」という質問は別に職業が知りたかったわけでもないのでちょっとおかしいなと思いますが、その当時は養子だと真実告知をされた方々は現在どのような生活を送られているのだろうと考えていました。

真実告知を受けた後の私は酷く動揺しており、絶望とまでは言いませんがこれまでに感じたことのない大きな衝撃を受けており、将来への展望が見えず目の前が真っ暗になったような感覚を味わっていました。

きっと私より先に真実告知を受けた方々も同じ気持ちであっただろう、その人たちは今どのように暮らしているのだろうか。と思っていました。

 

得体の知れないものに出会うと人は不安になります。

きっとその当時の私は「養子だと真実告知を受けてもなお、幸せに明るく暮らしている人」を求めていたのだと思います。

今の私は戸惑っており、明るい未来の展望が描けないけれど、大丈夫だ。大丈夫だと言って欲しい。

そんな気持ちから「今何をして暮らしているのか」を考えたのだと思います。

お子さんを持つ親御さんへ

お子さんが私と同じように同じ境遇の人を求めたら、ご連絡頂いても結構です。

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私の記憶は日に日に薄れていってしまいますが、覚えている記憶・感情、そして時が経ったからこそ感じられることをお伝えし、寄り添っていければと思います。

養子の人の気持ちは養子であった人が一番察することが出来ると考えています。そのためには養子の人の声、繋がりを作ることが非常に大事だと思っています。

真実告知を受けて戸惑っている人や過去の私を安心させてあげるために私はここから声を発信し続けようと思っています。

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