よく聞かれることシリーズ第2弾です。
これまたよく聞かれる質問、「養子だという事実をどうやって乗り越えたの?」です。
前の記事はこちら→よく聞かれることVol.1〜どう思った?
乗り越えるとは?
私は今こうして、自身が養子だった過去を公表して生きています。
よく「よく乗り越えたね」と言われることがあります。
ですが、私は乗り越えたとは思っていません。
実際今でも考えることはありますし、このブログを書きながら涙することもあります。
まだまだ「乗り越え、新たなリスタートを切っている」とは言えないと思います。
私は養子という事実を「乗り越えた」のではなく、「認識しただけ」の状態だと考えています。
あと、私が持つ言葉のイメージの問題かも知れませんが「乗り越えた」と言うと、養子だった自分を受け入れその過去を葬り、新たな自分でいるような感じがしてしまうのです。
私は「養子」という事実があったからこそ、今の私になれました。
血液型と同じで1つの情報
私は血液型がB型なのですが、「B型」と認識しているだけです。
B型は自分の世界がある、とか自己中心的と言われる事が多いのですが、(反論はしません)「真面目なA型が良かったな」とか、「O型って大雑把らしいからO型なら良かったのにな」とは考えません。
血液型がB型と判明して、その事実を乗り越えはしないですよね?笑
「そうかー。私はB型なのかー・・・。自己中心的なのかな?私って自分の世界、強いのかな・・・。周りの人たちもきっと私を自己中だと思っているんだ・・・。」って悩む人は少ないと思います。
ただ「自分はB型だ」と認識するだけ。
私の情報の1つとして「B型」なだけであるように、私にとって養子もその考えと同じように私の一つの情報だと思っています。
なので、「乗り越えた」というよりも、「人よりも情報が一つ多い」という認識でいます。
次の記事はこちら→よく聞かれることVol.3〜心境の変化は?