養子だったと真実告知を受け、「何か心境の変化はある?見方が変わったとか?」と聞かれることがあります。
表面的なことを気にしなくなった
本質的なことにフォーカスするようになりました。
そもそも家族だと思っていたものが世間一般の示す「普通の家族」ではなかった私ですが、血の繋がった家族同士でも悲しいことにいがみ合ったり傷つけ合ったりする家族も残念ながらこの世にはあります。
お互いに隠し事をしていたいり、信じあえなかったり。
世間一般が言う「AはBである」という考え方よりも、そのAの在り方に注目するようになりました。
子供に対する感情が変わった
実は私、子供がとても苦手だったんです。
若い頃の私は結婚したら子供を産まないといけないと思っていたので、それが嫌で結婚する事を放棄していました。
「いつか子供はいらないから結婚しよう」そう言ってくれる人がいたら結婚しよう、それか子供が産めなくなってから結婚しようと思ったりしていました。
養子という事実を知り、「血の繋がっている家族」の存在について考えると「私が産んだ子供しかいない」ということに気付きました。
血の繋がりを考えないようにした私ですが、考えてしまうのが不思議です。
でも「養子だから今後一切の血縁関係についての考慮は放棄する」というわけでも無いですもんね。
もしいつか私に子供が出来たら私にとって唯一の「血の繋がった家族」が出来るんだな、そしたらいつの日にか会ってみたいと素直に思いました。
子供が大嫌いで結婚を放棄していた私がこう思うなんて、他の方から見たら「(@_@)???」だと思いますが、すごい心境の変化なのです。
あまり参考にならないかも知れませんが参考までに記しておきます。