秋田の児童相談所とのやりとりでやる気を無くし、(すぐに挫折してしまうのが私の悪い所です)しばらくは実の母について考えることもなく過ごしていました。
裁判所という手もある
「実のお母さんに会いたいと思う?」という質問をされることが増え「機会が有れば調べてみたい」という返事をしていたと思います。
そんな時、いつも相談に乗ってくださる日本女子大学の林教授から「裁判の資料は50年保管しているから、裁判の記録を入手するのも1つの手だよ」という情報を教えて頂き「50年なら私でもまだセーフだ」と思いました。
「裁判の記録か・・・。昔の書類だし難しく書いてあって何書いてあるのか分からなさそう。」と思ったのがその時の印象でした。
裁判所に電話してみよう
裁判所なんて役所以上に接点がなく、電話するのにもおっかなびっくりでした。(別に電話しただけで有罪になったりしないのにね)
秋田の家庭裁判所に電話をし、「特別養子縁組の過去の裁判の記録を見たいのですが、その手続き方法について教えてください」と伝えると
「その裁判は家庭裁判所で行われたんですか?」と聞かれました。
(なんで私が制度の説明をしているんだろうと思いつつ)「特別養子縁組の裁判は家庭裁判所で行われるので記録があると思います・・・」と話をすると「少々お待ち下さい」と保留に。
数分後「今調べて見たんですけど、○○さんのお名前(冒頭で聞かれていました)での裁判の記録は残っておりませんね・・・」との回答。
おっとおやおや・・・。
「説明不足ですみません。裁判当時の名字はAで育ての両親の名字はBなのでAかBで探してもらえますか?結婚してBからCになったので先ほどCと名乗りました。裁判の審判が降りたのは○年×月です」
と説明すると「随分昔の資料になるので調べて折り返しご連絡致します」とのことでした。
裁判所って名前だけで簡単にデータが検索出来るのでしょうか・・・??とりあえず、少ない情報でも検索してくれてありがとうございます。
そして電話が・・・!
待つ事しばらくすると裁判所から電話が。
「記録有りましたよ」とのお返事。続けて「こちらの記録を見たいとの事でしたが、閲覧方法の手順のご説明をして宜しいでしょうか?」とのお言葉。
必要なもの
1、戸籍謄本
その記録が本当にご自身のものか確かめる為に使用するそうです。一番最初の名字が記されているもの、そして育ての両親の名前が入っているもの、育ての両親との関係がわかるもの、『戸籍謄本』をお持ちください。との事でした。
2、身分証明書
その戸籍謄本を持ってきた人物が戸籍謄本の人物と一致するかどうかを把握するそうです。
3、必要金額分の収入印紙
裁判の審判書の複写1枚に付き150円の収入印紙が必要だそうです。私の場合は4枚になるので合計で600円分の収入印紙をお持ちくださいとの事でした。(ちなみに「内訳の指定は特になく、枚数が少なくなるように持って来てもらえれば助かります」とのことでした。コンビニで200円の収入印紙を3枚買って持参しました。)
4、印鑑
最後に受領書に押印がなので印鑑をお持ち下さいとのことでした。、シャチハタではなく認印を持って行きましょう。
これらの説明を受けました。そして「書類はすぐ渡せるように準備しておきますので、ご都合の良い時に来所してくださいとのことでした。