3月27日 今日の養子TOPIC
特別養子縁組のはじまり
✔️特別養子縁組のはじまりは菊田医師赤ちゃんあっせん事件が発端
✔️菊田医師の行動は大きな反響を産み、特別養子縁組の制定に大きな影響を及ぼした
宮城県石巻市の産婦人科、菊田昇氏は産婦人科医として日常の業務として中絶手術をしていく中で次第に「このままでいいのか、たとえ望まない妊娠であったとしても子供には生きる権利があるのでは?」との疑問を抱き始める。
そこで菊田医師は中絶を求める女性に自身の思いを伝え、地元紙に養親を募る広告を掲載し、子供を求める夫婦に無料であっせんする行為を始めた。
当時は現在の特別養子縁組に相当する法律が無かったため、法を犯していることは承知の上偽造の出生届を提出し、養親の実子としていた。望まない妊娠、出産の記録が実親の戸籍に残らないように、そして養親が養子と我が子として育てることができるように、両者そして子供の幸せを願った菊田医師、苦渋の行動であった。
コメント
おそらく菊田医師以外にも望まない妊娠を中絶する医師の中には「このままでいいのか」という葛藤を抱えていた医師がいたと思います。
しかし、菊田医師は自ら「法を犯している」と知りながらもその小さな命を救って来ました。
菊田医師の思いがなければ現在特別養子縁組という制度が成立せず、子供の命が絶たれていたかも知れません。
菊田医師の自らを犠牲にしてまでも行動し、時代を変えた、その意志に深く尊敬致します。
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