ここではこれまでに私がお話を聞いた特別養子の子のお話を掲載していきます。
特別養子の家庭で育った子の経験談は全て教訓となり自信となるものだと思います。
勇気を出して自らの経験をお話してくださった方々、本当にありがとうございます。
プロフィール
あきちゃん
20代・女性
栃木県生まれ・群馬県在住。公務員。
私は特別養子縁組で乳児院に預けられていたところ、今の両親が引
これから養子縁組をしたい…とお考えの方の役
現在(育った環境)の家族構成について
父・母・本人・妹
私の妹は両親の実の子供ですが、とても仲良くやっています
真実告知を受けたのは何歳の頃ですか?
小学生の頃
真実告知を受けた時の状況や気持ちを教えてください
母親の話では、1番初めは小学校1年生のときだったそうです。(
そしてそのときはポカーンとしていたそうです。
次は小学校3年生くらいで、学校から帰ってきた私が『私はお父さ
そこでずっと隠したままにしておけない、と思った両親が、私に『
両親は里親会に参加していて、そこで沢山相談したと言っていまし
私が認知したのはもう少し経ってからだったと思います。
自身が「養子」であるということについて不満や困ったこと・養子であることを隠したいと思った出来事など何か有りましたか?
私の場合は、近所のおばさんや母親の今で言うママ友に
『あきちゃんは妹ちゃんと違って血が繋がらないから両親どちらにも似てな
『産んだお母さんに会えないなんて可哀想よね。うちの子な
とか嫌味やら悪口を
学校でも、同級生に『おまえんちお父さんとお母さんが違うんだろ
お母様(養母様)との関係
そんなことがあったからか、特に母親はなんとか私をきちんとした
(今考えると、
進学校の高校に行かせ、医療系の大学に行き…と思っていた母親の
というのは、このままでは一生親が子離れできない、と感じたから
案の定、就職して5年ほど、やっぱり親が私の生活を実質管理して
給料は月50,000の生活費以外預けること、携帯はガラケー(
嫌気がさした私は異動希望を出し、更に親には言わずに勝手に引っ
その時は大げんかしましたが、そのケンカは多分、もうすでに『特
反抗期の頃のわたし
私は、小さい頃からきちんと両親が話してくれたので、ちゃんと理
ただ、反抗期には、妹と比べたりされると(妹の方が成績等もよく
母にとってはきっとナイフで刺される以上に聞きたくない言葉だっ
当の私も、言っておいてなんだかモヤモヤ…という気持ちでした。
早く真実告知した方の通る道ではないでしょうか。
愛情を確かめたかった故の反抗
でも子供のその言葉は、本気ではありません。
養子であることを理解した途端、自分の中のアイデンティティが一
そこを、お母さんやお父さんの愛情を確かめることで埋めようとし
お母さんお父さんは生みの親ではないけれど、きちんと愛情持って
両親にこうして欲しかった
私としてこうしてほしかったなと思うのは、『他人と比べない、そ
そして、両親が『私たちの子なんだから、きちんと育っているよ。
態度で示しても、子供には理解不能です。私たちには伝える手段が沢山あります。
口で言えないなら、手紙に書いたら良い。お母さんお父さんの字、心を込めて書けば字から伝わってきます。書けないならメールでもラインでもいい。誰かに伝えてもらうのも1つ。
この先実子として迎えるに当たっても、いつ真実告知するかの判断
きちんと話をまとめて、ゆっくり話せるところでちゃんと向き合う
子どもたちはきちんとわかります。
ご自身の産みの母親について興味は有りますか?
私の生みの親は、家族計画ができない人だったようで、私が
でも、会いたいと言うなら私は会いに行ってみたいです。
産んでくれたことに関しては、そのおかげで今があるのでとても感
そしてその人に育てられなかったからこそ、今の家で育ててもらい
あなたにとって家族とは何ですか?
例え血が繋がらなくても、どんな形であって
自分の中で失いたくない大切な存在です。
説明が難しいですが、血の繋がっている家族とさして変わらないか
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