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知りたかったことシリーズ①どのくらいの人が養子でいるのか
知りたかったことシリーズ②養子の人は今何をして暮らしているか
知りたかったことシリーズ③相談相手はいないか
知りたかったことシリーズ④病気について
自分の親を探す手段は無いのか?
真実告知を受け養親に感謝の気持ちを抱くと同時に、産んでくれた実の母親についても知りたいという気持ちになってきました。
どうやって探す?
実親とは言え、やはり他人です。どうやって探そう?と考えました。
戸籍謄本には【従前戸籍】という欄があり、養親の戸籍に入る前に私が入っていた戸籍の住所が記載されていました。
とりあえずGoogleマップでその住所を検索・GoogleEarthで確認してみると、確かにその住所に家屋はありました。(※GoogleEarthは情報が古いところもあるので今現在もあるのかは不明、そして引っ越しした可能性もあるのでそこの私の実親が住んでいるとは限りません。)
次に考えたのは探偵
次に考えたのは探偵です。
よくある「失踪人 探します」みたいなものです。
しかしながら、私が持っている実親の情報が無さすぎる、費用が嵩む、そして探偵を得た結果得られる実績は「該当の人がいました」だけで、その人と連絡が取れるわけではないのです。また可能性は限りなく低いですが、面会した時に「探偵で見つけてもらいました・・・」とは言えない。
これらのことを考えると探偵を使う意味が無いので却下。
団体に連絡してみよう
探偵を考えた際に、もし実親がわかったとしても自らでコンタクトを取らないといけない、それは非常にお互い(私と実親)にとって大きなストレスになると考え、ここはやはり第三者に仲介に入ってもらうことが必要と考えました。
そしてググるとこちらのページに辿りつきました。
ルーツ探し 養子 社会福祉法人日本国際社会事業団(ISSJ)
そして連絡をしてみることに。
以下が実際に私が送ったメールです。
そして回答がこちら。(ご担当の方の名前は伏せさせて頂きます)
やはり養親の助けが必要なようです。
私個人としては養親に相談すると養親を悲しませてしまうかも知れないので、自分一人で探したかったのです。期待していた返事ではなくがっかりした記憶があります。
2020年11月追記:
探したいと思うものの、「養子である」という運命をまだきちんと受け入れられていない段階でもあったため、「会いたいのか・会いたくないのか」「どんな交流をしたいのか」と聞かれても「こうしたい」という自分の意思は持てませんでした。
選択肢は知っていることの中からしか選べないのです。ただ、この時の私はあまりにも「養子」について知っていることが少なすぎて、選ぶほどの選択肢をもつことは出来ませんでした。
きっと「支援者の方がAの案を提案して下さったらAという手段を取る」くらい受動的だったにも関わらず、なんとかして探したい、探すことが使命、と感じていたように思います。
戸籍を調べる方法
私の知人で「家系図を自身で作っている、家のヒストリーが分かっておもしろい」と言っている人がいました。
その人に相談したところ、「やってみたら?」との提案を受けたのですが特別養子縁組は戸籍上他人となってしまっています。
他人の戸籍を何処まで遡ることが出来るのか不明です。
そして戸籍を調べても知り得る情報は探偵の時と同じく、知り得る事実は名前と存命かどうかという2点のみ。
手間をかけるだけのメリットがあるのか、悩みました。