養子だった経験があるからこそ出来る発信を

セミナーに出席して感じた必要性

この数ヶ月、私は「養子の当事者として一体何が出来るのか?」と私なりに必死に考え、様々なセミナーに出席したり、有識者の方とお話をさせて頂く機会に恵まれました。

養子イベントに参加して来ました

いろいろな方々のお話を伺い、一番に感じたことは「現在の日本では養子サイドの意見が非常に少ない」と言うことです。

私が命を繋いでもらった特別養子縁組の制度は物言えぬ赤ちゃんに変わって、大人たちが幸せの形を考えてくれた結果、生まれた制度です。

1988年から開始された特別養子縁組制度。この制度で養子となり、育まれた赤ちゃんも30歳を超える年齢となりました。

物言えぬ赤ちゃんからの卒業

私は1986年に生まれ、特別養子縁組にて現在の両親の元へ引き取られました。現在32歳です。

養子だった我々はもう、立派な大人であり、物言えぬ赤ちゃんではありません。

私たち養子で命を繋いでもらった人間が特別養子縁組について考え、発言していく時期なのではないかと考えています。

当事者の声が一番貴重ではないのでしょうか。

30年前に生まれてきた赤ちゃんの幸せを願い、試行錯誤し、自らの人生をかけ赤ちゃんを守ってくれた大人たちがいます。

その方々の思いの元、守られ生きてきた我々が今度は赤ちゃんの幸せを願う番ではないかと私は思っています。

養子当事者の方との出会い

今月、素敵なご縁で特別養子縁組で育った方と知り合うことが出来ました。今から会えるのをとても楽しみにしています。

今までは私個人の意見でこのHPの記事を作成しておりましたが、今後その方の意見も踏まえて「養子の子の意見」を発信出来ることをとても嬉しく思います。

養子の子の意見はとても大事ですが、私だけの意見では個人談になってしまいます。今後養子の方と多くお話をさせていただき、養子の子の意見のデータを集めていければと思っています。

もし、このHPを見ている方の中に養子で育った方がいらしたら是非ともお会いしたいです。ご一報下さい。

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養子と判明し、知りたかったこと

話は逸れてしまいましたが、私はこれから特別養子縁組を考える上で養子の子の意見はとても貴重なものになると考えております。

私の拙い経験談が誰かの参考になると信じ、これからも発信していこうと思います。

明日からの平日、シリーズ『私が養子と知って知りたかったこと』をお届けしようと思います。

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